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ウォーターサーバーのボトルは再利用できる?自分で使い回す危険性も解説

ウォーターサーバーのボトルは、使い終わったら処分するイメージを持っている方がいるかもしれませんが、回収して再利用するリターナブル方式もあります。

 

リターナブル方式のウォーターサーバーであれば、空ボトルの処分も不要で、かつボトルを再利用することによって、ゴミの削減にも繋がるというメリットがあります。

 

ただし、ボトルの再利用ができるのであれば「自分で水を入れて使用したい」と考える方がいるかもしれませんが、自分で使い回すのにはリスクがあります。

 

この記事では、ボトルを再利用するリターナブル方式の特徴や、自分でボトルを使い回す危険性についても解説します。

目次

    空ボトルを再利用するリターナブル方式とは

     

    ウォーターサーバーのボトルにはリターナブル方式とワンウェイ方式があります。

     

    リターナブル方式とは、水を使い切った空ボトルをメーカーが回収して再利用する「回収型」です。自社配送のメーカーに多く、専任配送員が新しいボトルの配送時に空ボトルの回収も行います。そのため、ワンウェイ方式とは違い、自分で空ボトルの処分する必要がありません。

     

    そして、リターナブル方式は、回収した空ボトルを検査・洗浄して再利用するため、ゴミの削減にも繋がる点が大きなメリットです。また、厳しい再利用基準を設けているので、もちろん衛生面でも安心です。

     

    一方、ワンウェイ方式は「使い捨て型」となり、水を使い切った空ボトルは利用者が自分で処分します。

     

    リターナブル方式のウォーターサーバーのメリット

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    近年はワンウェイ方式が主流になっていますが、リターナブル方式はウォーターサーバーが日本で普及し始めた頃から採用されており、再利用ならではのメリットがあります。

     

    ゴミの削減になるため環境にやさしい

    ペットボトルを含めた、多くのプラスチックはリサイクルされています。しかし、日本ではプラスチックを燃やして熱エネルギーを利用する「サーマルリサイクル」が50%以上を占めています。

     

    サーマルリサイクルはプラスチックを燃やすときにCO2を排出するため、地球環境に少なからず悪影響を与えます。

     

    一方、リターナブル方式は空ボトルを回収後、洗浄・殺菌して繰り返し再利用するため、ゴミの削減につながります。

     

    空ボトルを捨てる必要がない

    ワンウェイ方式のボトルは、使い切ったらキャップやペットボトル部分の他にも、ボトルを梱包している段ボールも分別して、自分で捨てなければいけません。また、地域によってゴミの分別・処分方法が異なるため、事前に確認も必要です。

     

    一方、リターナブル方式はメーカーの担当者が回収してくれるため、空ボトルを捨てる手間がありません。

     

    ボトルは衝撃に強く丈夫

    リターナブル方式のボトルは繰り返し利用するため、衝撃に強く丈夫なポリカーボネート樹脂で作られています。ボトル本体が丈夫なため、災害時もボトルが破損してしまうことが少なく、備蓄水としても活用しやすくなっています。

     

    リターナブル方式のウォーターサーバーのデメリット

    リターナブル方式はメーカーの担当者が新しいボトルの配送時に、空ボトルの回収も行います。

     

    そのため、空ボトルが回収されるまでボトルを保管しておくスペースの確保が必要です。この点はリターナブル方式の唯一のデメリットといえるかもしれません。

     

    自分で水道水などを直接ボトルに入れるのはNG

     

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    リターナブル方式のウォーターサーバーを利用する方のなかには、「空ボトルに自分で水道水など入れて使いたい」と考える方もいるかもしれませんが、衛生面を考えると自分で水を入れて使用することは避けるべきです。

     

    また衛生面以外にも、自分で水を入れて使用しないほうが良い理由が2つあります。それぞれ以下で解説します。

     

    水の品質が損なわれる

    ウォーターサーバーの水は、メーカーごとの安全基準を満たしたものを宅配しています。

     

    例えばクリクラの水は、56項目の厳しい水質安全基準をクリアしたROミネラルウォーターです。一度純水になるまで徹底的にろ過し、そこに良質なミネラルを加えて「安全性」と「おいしさ」を両立した水のみをボトリングしています。

     

    しかし、自分で水を入れてしまうと、品質が保証された状態ではなくなり、安全性が損なわれてしまいます。そういった使い方は避けるべきでしょう。

     

    故障のリスクがある

    ウォーターサーバーは、メーカーによって水の種類が異なります。ウォーターサーバーにメーカーの水以外を入れてしまうと、サーバー本体の故障や健康を害することがあるので、やめましょう。

     

    また、メーカーによっては、利用規約に「ほかの飲料水の使用を禁止」する旨が記載されていることもあります。規約に禁止が明記されている場合は規約違反になり、修理やメンテナンスの保証が受けられなくなってしまう可能性もありますので、注意してください。

     

    環境に配慮するならクリクラのウォーターサーバーがおすすめ

    クリクラのウォーターサーバーは、環境にやさしいサステナブルなボトルを採用しています。

     

    お客様が水を使い終わったボトルは担当者が回収し、厳重な品質管理のもと、検査・洗浄が行われ再利用します。ボトル本体は丈夫でつぶれにくいため、備蓄にも最適です。

     

    また、リターナブル方式のボトルは保管場所の確保が必要ですが、クリクラではボトルを保管するのに便利なスタッカーや三段ラックを用意しています。ご希望の方は気軽にお問い合わせください。

     

    さらにクリクラでは、厳しい再利用基準に照らし合わせて、やむを得ず廃棄対象となったボトルを使った、クリクラオリジナル定規も制作しています。

     

    クリクラオリジナル定規は福祉競技団体に寄付されています。

     

    ボトルを再利用するウォーターサーバーなら環境への配慮につながる

    ウォーターサーバーのボトルには、使い切った空ボトルを再利用するリターナブル方式があります。使い切りのワンウェイ方式とは違い、ボトルを回収して繰り返し再利用するため、空ボトルを捨てる手間が必要ありません。

     

    また、リターナブル方式のボトルはゴミの排出量が抑えられ、地球環境に配慮できる点も大きなメリットになっています。

     

    ウォーターサーバーは毎日使うものなので、環境に配慮した暮らしを心掛けている方は、サステナブルなボトルを採用しているクリクラの利用を検討してみるのはいかがでしょうか。

     

    【記事の執筆について】クリクラ編集部

    この記事は、ウォーターサーバーの「クリクラ」を扱う株式会社ナックのクリクラ編集部が記事の監修をしています。

    ウォーターサーバーやお水に関する疑問にお答えすることや役立つ情報を発信し、ウォーターサーバーやお水への正しい理解を推進しています。

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