ウォーターサーバーの導入を考えている方のなかには、1ヶ月の水の消費量がわからずに、どのようなウォーターサーバーを契約すれば良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
水が足りなかったり余ってしまったりすることがない最適なウォーターサーバーを選ぶためには、あらかじめ水の消費量の目安を知っておくことが大切です。
この記事では、ウォーターサーバーの水の消費量の目安を世帯別に紹介するほか、自分に合ったウォーターサーバーの選び方も解説します。
ウォーターサーバーの消費量の目安は何リットル?
一般的に、人体に占める水分の割合は、成人男性だと約60%、成人女性だと約55%、新生児だと約80%といわれており、水分は以下の3つから吸収されていると考えられています。
●食事から摂取できるもの
●体内で作られるもの
●飲み水から摂取するもの
また、厚生労働省によれば、成人男性の場合だと1日あたり1.2リットルの水分を飲み水から補給する必要があるとされているように、水は人にとってなくてはならないものです。
そこで、ウォーターサーバーを利用すればいつでもおいしい水を飲むことが可能になり、水分補給の習慣化も期待できます。
ただし、水の消費量はライフスタイルや家族構成などによって異なります。どれくらいの容量のウォーターサーバーを選ぶべきか見極めるためにも、世帯ごとにウォーターサーバーの消費量の目安を確認しておきましょう。
単身世帯の場合は1ヶ月12リットル以上が目安
単身世帯の場合、自宅のみで1日に必要な1.2リットルの水を補給しようとすると、「1.2リットル×30日」で1ヶ月に36リットルが必要になります。
ただ、実際には職場や外出先などで水分を補給することもあるので、1ヶ月に36リットルまでは必要ない場合がほとんどです。
入浴中や就寝中は水分が不足しがちなので、厚生労働省では「入浴後」と「起床時」にコップ(200ミリリットル)1杯の水を飲むことを推奨しています。1日にコップ2杯の水を飲むと仮定すると、単身世帯の場合は1ヶ月12リットル(400ミリリットル×30日)程度の消費量と考えておくのが良いかもしれません。
もちろん、ウォーターサーバーの水を食事などにも利用する方や、積極的に飲み物を飲むという方は、1ヶ月の消費量が12リットルより多くなりますので、もう少し容量の多いものを選んでも良いでしょう。
水の消費量が多くなる2人世帯は1ヶ月40リットル程度が目安
夫婦2人世帯の場合は単身世帯の2倍となりますが、独身のときよりも水の消費量が多くなると考えられます。
例えば毎日炊飯器で2人分のご飯を炊くのであれば、その分ウォーターサーバーの消費量は多くなるでしょう。一般的に普通精米の場合は、お米1合(180ミリリットル)に対して水の量が1.2倍とされているので、216ミリリットル必要です。
仮に、毎日2合のお米を炊くとすると432ミリリットル×30日で13リットル弱必要となるので、少し余裕を見ると、ウォーターサーバーの消費量は40リットル程度と考えておくのが良いかもしれません。
2人世帯の水の消費量の目安
赤ちゃんのいる3人世帯の場合は60リットル~75リットル程度が目安
赤ちゃんのいる3人世帯の場合は、2人世帯の消費量に加えてミルクを作るのにウォーターサーバーの水を使用することが考えられます。
ミルクの量は赤ちゃんの月齢で異なりますが、仮に1回80ミリリットル~160ミリリットルで1日7回作った場合、1日の消費量は560ミリリットル~1.1リットル程度、月計算だと17リットル~33リットル程度の水が必要です。
毎日2合のご飯を炊いて、赤ちゃんのミルクにもウォーターサーバーの水を使用すると、1ヶ月の消費量は少し余裕を見て60リットル~75リットル程度が目安と考えておくと良いかもしれません。
赤ちゃんのいる3人世帯の水の消費量の目安
ウォーターサーバーの水を消費する主な場面
飲み水やお茶、コーヒーなどに使用する
ウォーターサーバーがあればいつでも安全でおいしい水を飲むことができます。温かいお湯を利用することもできるので、お茶やコーヒーを飲むときもお湯を沸かす手間がなくて便利です。
また、ウォーターサーバーの水はマイボトルなどに入れて持ち運ぶことも可能です。ウォーターサーバーがあれば、いつでもおいしい水を手軽にマイボトルへ入れられるので、マイボトルを準備する手間も軽減できるしょう。
料理や赤ちゃんのミルクを作るのに活用する
ウォーターサーバーの水は飲料水としてだけではなく、料理や赤ちゃんのミルク作りにも活用できます。
料理や赤ちゃんのミルク作りに、水道水を使用しても問題ありませんが、ウォーターサーバーがあれば、料理においしい水が使えて、ミルクを作るたびにお湯を沸かす手間もなくなるので助かります。
また、ウォーターサーバーにはチャイルドロックが装備されているものもあるので、チャイルドロックがある機種を選ぶことで小さな子供がいるご家庭でも安心して使用できます。
なお、ウォーターサーバーの水にはRO水と天然水の2種類がありますが、赤ちゃんには軟水が良いとされていますので、軟水を使用しているウォーターサーバーであれば、RO水でも天然水でも問題はありません。
また、ミルクづくりには70℃以上のお湯が必要ですが、メーカーやサーバー機種によって温度は異なるので、事前に確認しておくと安心です。
非常時の備蓄水として活用する
ウォーターサーバーの水は、非常時の備蓄水としても活用できます。
長期保存水のペットボトルを備蓄水として準備している方もいるかと思いますが、賞味期限の管理が大変であったり、いざという時に賞味期限切れになっていた!ということもあります。
もちろん、保存水や保存食を備えておくことも大切ですが、常に少し多めにストックしておき、使ったら買い足すという循環型の備蓄法「ローリングストック」も大切です。その点で、宅配型のウォーターサーバーであれば、定期的に水が届くので、ローリングストックを取り入れやすく、普段は時短アイテムとして、災害時は備蓄水として活用することができます。
地震や台風などの自然災害が発生したときは、断水となる場合もありますが、ウォーターサーバーの水をローリングストックしておけば、万が一に備えることができるでしょう。
消費量で見るウォーターサーバーの選び方
ウォーターサーバーによって、ボトルの大きさや宅配の頻度、サービスは異なるため、最適なウォーターサーバーを選ばなければ水が足りなかったり、余ってしまったりすることがあります。
ここでは、消費量から見るウォーターサーバーの選び方を紹介していきます。
注文本数の調節がしやすいウォーターサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーのメーカーによって、配達されるボトルの量や1回あたりの購入単位、配送頻度は異なります。
購入単位が大きい場合は消費量を調節しづらく、ボトルのストックがたまってしまう場合があります。そのため、最小購入単位や、配送頻度を事前に確認しておき、注文本数を調整しやすいメーカーを選ぶことをおすすめします。
軽量タイプのボトルを選ぶ
ウォーターサーバーのメーカーによっては、軽量タイプのボトルを提供している場合もあります。ウォーターサーバーのボトルは12リットルであることが多いですが、軽量タイプのボトルであれば半分程度の重さになるので、消費量が少ない方や、ボトルの交換に不安を感じる方にはおすすめです。
柔軟な配達に対応してくれるウォーターサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーの水は配達されてくるので、自分で受け取る必要があります。ただし、人によっては家にいる時間が少なく、配達に対応できないことも考えられます。
配達方法はウォーターサーバーのメーカーによって異なるので、時間指定や再配達など、柔軟な配達に対応しているメーカーを選ぶのがおすすめです。
またメーカーによっては、置き配に対応している場合もあります。置き配ができるメーカーであれば、受け取りの日時を気にする必要がないため、普段自宅にいる時間が少ない方はサービスの有無を確認してみてください。
消費量の調節が必要ない浄水型ウォーターサーバーもおすすめ
ウォーターサーバーには、ボトルを交換して使用する一般的なウォーターサーバーのほかにも、水道水を利用する「浄水型ウォーターサーバー」があります。
浄水型ウォーターサーバーであれば、月額のレンタル料で使い放題なので、消費量を調節したり、ボトルの受け取りを気にする必要がありません。消費量を気にせず使いたいという方におすすめです。
クリクラの浄水型ウォーターサーバー「クリクラfeel free」は、水道水を2層の良質なろ過材に浸透させて、自然圧でドリップを行っています。
塩素除去率は97%以上※で、水道水に含まれている天然ミネラルはそのまま残した、おいしい水をいつでも飲むことができます。
また、浄水型ウォーターサーバーは、フィルター交換が必要になりますが、「クリクラfeel free」なら年に1回サーバーごと交換となるので、フィルター交換の手間がなく、清潔に使用いただけます。
もちろん、冷水と温水が使用でき、チャイルドロックも装備されているので、小さな子供がいる家庭でも安心です。
※試験機関:一般財団法人 日本食品分析センター
消費量に合わせて最適なウォーターサーバーを選んでみよう
ウォーターサーバーの消費量はライフスタイルによって異なるので、消費量を把握しておかなければ足りなかったり、余ってしまったりすることもあります。
最適なウォーターサーバーを選ぶためにも、まずは自分のおおよその消費量を計算してみてください。
クリクラの浄水型ウォーターサーバー「クリクラfeel free」は、水道水を利用するため消費量を気にせずに、いつでもおいしい水を飲むことができます。ウォーターサーバーの導入を考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。