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常温水が出るウォーターサーバーは雑菌が心配?選び方のポイントを解説

冷水や温水と比べてさまざまなメリットがある常温の水ですが、一般的なウォーターサーバーは冷水と温水のどちらかしか利用できず、常温の水がほしい場合は自分で混ぜて作らなくてはなりません。

それを面倒に感じる方は、常温対応のウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか。

手軽に常温の水を利用できるようになるため、健康に気を付けている方や薬やサプリを常用する方におすすめです。雑菌の繁殖など、常温ならではの気になるポイントについても解説します。

常温水モードがあるウォーターサーバーのメリット

まずは常温水モードがあるウォーターサーバーを選ぶメリットを解説します。

薬やサプリメントの服用に使える

目次

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    1つ目のメリットは、薬を飲む時に常温の水を必要とする際に活用できるという点です。
    薬を飲む時には医師や薬剤師から「常温の水で」と指示される場合があります。その際に、すぐに常温の水が用意できるウォーターサーバーがあれば便利です。

    冷水より胃腸への負担が少ない

    胃腸への負担が少ないのも常温水の特徴です。冷たい飲み物のとり過ぎはそれ自体が胃腸への刺激となるのに対し、常温水は比較的負担なく飲めます。

    風邪をひいているときなど、体調を崩しているときは冷水よりも常温水のほうがよいでしょう。

    便秘改善のためのこまめな水分補給に

    便秘改善のこまめな水分補給には常温水がおススメです。

    健康的な大便の水分量は70%から80%といわれており、水分が不足すると便秘になりやすくなります。水分をたくさん摂取するには、常温水でしっかり水分補給をするのが望ましいでしょう。

    また、朝起きたときにコップ1杯の水を飲み、ストレッチをすることで腸を動かし、排便を促すことができます。水を飲むだけでも胃が下がり、腸が刺激を受けます。

    日常的な水分補給として、常温水がおすすめです。

    二日酔いのときに

    二日酔いのときにも常温水の補給が望ましいです。

    アルコールによる利尿効果により二日酔いのときは脱水症状を起こしやすいため、積極的に水分補給をする必要があります。ただ、冷水のとりすぎは身体を冷やしてしまうので、常温の水を用意しておくと良いでしょう。

    冷たい水が苦手な方も安心

    冷たい水が苦手な方でも、常温水が利用できるウォーターサーバーならきれいでおいしい水を思う存分飲めます。常温水は身体を冷やしにくいので、冬はもちろん、夏にクーラーのきいた部屋で飲むのにもピッタリです。

    人間の身体は約50~75%が水でできているといわれており、健康的な生活に安全でおいしい水は欠かせません。
    常温水が使えるウォーターサーバーを導入すれば、冷たい水が苦手な方もこまめに水分補給を摂ることができるでしょう。

    常温水モードがあるウォーターサーバーと一般的なウォーターサーバーの違い

    常温水を飲むメリットがわかったところで、常温水モードがあるウォーターサーバーと一般的なウォーターサーバーで何が違うのか、設定温度の面から解説します。

    一般的なウォーターサーバーの設定温度

    一般的なウォーターサーバーの設定温度は、メーカーや機種ごとに異なりますが、おおむね冷水が4℃から12℃前後、温水が80℃から90℃前後です。

    冷たさを和らげる弱冷水モードや、省エネ性を重視して温水の温度を下げるエコモード、赤ちゃんのミルク作りに適したモードを持っているものもありますが、冷水と温水で温度が分かれているのが一般的といえるでしょう。

    常温水モードがあるウォーターサーバーの設定温度

    常温水モードを持つウォーターサーバーの場合、冷水と温水に加えて常温の水を利用することができます。

    温水を使って料理の時短、冷水を水筒に入れて外出、薬を飲むのに常温水を利用するなど、3つの温度帯の水を用途に合わせて使い分けることが可能です。

    常温非対応のウォーターサーバーの電源を落とすのはNG!

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    常温水とは、15〜25℃の水のことです。それならウォーターサーバーの電源を落として冷水や温水を作らないようにすれば、どのウォーターサーバーでも常温水を利用できるのでは?と思われる方もいるのではないでしょうか。

    しかしながら、以下で紹介する理由からウォーターサーバーの電源を落とすことはおすすめできません。一般的なウォーターサーバーで常温水を利用するなら、冷水と温水を混ぜて作ったほうがよいでしょう。

    雑菌が繁殖しやすい

    一番の問題は、雑菌の繁殖など衛生上の問題が発生する点にあります。一般的な水道水には塩素が含まれています。これは、塩素には強い殺菌力があるため、常温でも安全な水を各家庭に届けられるようにするためです。

    一方で塩素には独特の味やニオイがあるため、おいしい水を届けるウォーターサーバーの水には塩素が含まれていません。その代わり、ウォーターサーバーは空気に触れない状態で水ボトルを届けたり、水を冷やしたり温めたりして雑菌が増殖しづらい温度に保つことで衛生上の問題が起きないようにしています。

    開封したボトルをつけた状態でウォーターサーバーの電源を落とすと、それらの機能が働かないため、水に雑菌が繁殖しやすくなるでしょう。

    クリーニング機能が作動しない

    ウォーターサーバーは水を冷やしたり温めたりするだけでなく、さまざまな工夫で安全に水が利用できるようにしています。機種によりますが、たとえば熱水を循環させてウォーターサーバーの内部を除菌したり、紫外線を使ったUV除菌機能があったりと、電気を使って動作する機能などです。

    電源を落としてしまうとこのような機能が働かなくなり、ウォーターサーバーを安全に利用できなくなるかもしれません。

    常温水モードがあるウォーターサーバーの衛生管理は大丈夫?

    それでは、常温水モードを持つウォーターサーバーはどのようにして衛生管理をしているのでしょうか。

    殺菌機能・クリーニング機能があれば冷水と差はなし

    常温の水が冷水や温水に比べて雑菌が増えやすいのは事実です。

    そこでウォーターサーバーメーカーは、さまざまな殺菌機能やクリーニング機能を搭載することで、常温水でも安心して利用できるようにしています。

     熱水を循環させて内部を殺菌するクリーン機能
     紫外線を利用して殺菌するUV除菌機能
     ホコリやゴミを除去する高性能フィルター機能

    といったものがあり、これらを搭載していれば常温水モードでも安心です。

    メンテナンスは必要

    ただ、これらの機能を搭載していれば何もしなくてもよいわけではなく、利用者による定期的なお手入れは欠かせません。

    たとえば手で触る給水コック、コップなどからはねた水がつきやすい注ぎ口や受け皿、交換のたびに外気に触れる水ボトルの差し込み口などは常にきれいな状態に保つ必要があります。

    また、メーカーによってはウォーターサーバー内部を含めた定期メンテナンスを実施しているところがあるため、そのような機会が来たら面倒に思わずきちんと受けるようにしましょう。

    常温水ウォーターサーバーを選ぶポイント

    さまざまなメーカーからウォーターサーバーが販売されていますが、そのなかから自分にあった1台を選ぶためのポイントを解説します。

    クリーニング機能の性能

    常温水を利用するなら、やはり衛生面はしっかりチェックしておくべきです。先述のクリーン機能、UV除菌機能、高性能フィルター機能といった機能を持ったウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。

    設定できる温度

    せっかくウォーターサーバーを使うなら、常温だけでなく冷水や温水も使えると用途が広がります。冷水や温水と一口にいってもその温度はメーカーや機種ごとに異なるため、自分の用途にあった温度で利用できるものを選びましょう。

    たとえば再加熱機能があるウォーターサーバーであればインスタント食品を作ることもできますし、弱冷水機能は冬の寒い時期の水分補給に便利です。

    また、通常の温水や冷水の温度もそれぞれ異なっているため、チェックするようにしてください。電気代を抑えるため、温水の温度を下げる省エネモードを持っているウォーターサーバーもあります。

    コストパフォーマンス

    ウォーターサーバーを長く利用するには、コストパフォーマンスも重要です。自身の使用頻度と料金のバランスを考慮して、無理のない範囲で支払える料金であることを事前に確認することをおすすめします。また、一般的なウォーターサーバーであっても、冷水と温水を混ぜることでおいしい常温水を利用可能です。

    常温水を使う頻度が高くないのであれば、一般的なウォーターサーバーでも不便はないでしょう。

    まとめ

    薬の服用や便秘、二日酔いの時の水分補給においしい常温水が飲めれば、さまざまなメリットがあります。一方でカルキが入っていないため衛生面には注意する必要があります。

    また、長くウォーターサーバーを利用するならコストパフォーマンスにも気を付ける必要があり、常温水の利用頻度が低いなら一般的なウォーターサーバーで冷水と温水を混ぜて作るのもよいでしょう。

    この記事を参考に、おいしい常温水を自分にあった方法で利用してみてください。

    【記事の執筆について】クリクラ編集部

    この記事は、ウォーターサーバーの「クリクラ」を扱う株式会社ナックのクリクラ編集部が記事の監修をしています。

    ウォーターサーバーやお水に関する疑問にお答えすることや役立つ情報を発信し、ウォーターサーバーやお水への正しい理解を推進しています。

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