いつでも美味しい水を飲むことができて便利なウォーターサーバーですが、導入しようか悩んでいる方の中には、メンテナンス方法に疑問を抱く方もいるのではないでしょうか?
「普段はどのような手入れが必要なのか」「メーカーによる定期点検や交換はあるのか」など疑問を持つ方に向けて、この記事ではウォーターサーバーのメンテナンスについて解説します。
ウォーターサーバーをメンテナンスで選ぶポイントや、おすすめのウォーターサーバーも紹介するので、ぜひウォーターサーバー選びの参考にしてください。
ウォーターサーバーのメンテナンス方法
目次
ウォーターサーバーのメンテナンス方法を解説します。
「日頃のお手入れの方法」と「メーカー・業者による内部の定期メンテナンス」についてそれぞれ解説するため、ぜひ参考にしてください。
雑菌だらけにならないために行う日頃のお手入れ方法
ウォーターサーバーを衛生的に使用するには、メーカーによるメンテナンスだけではなく、日頃から自分でお手入れをする必要があります。日々汚れが気になったときに掃除をすることで、汚れが溜まりにくくもなるため、定期的に確認をしてください。
続いて、日頃のお手入れ箇所と頻度を説明します。
- 新しいボトルに交換するとき
- 冷水・温水コックと水受皿
- 本体外面
- 背面部分と電気プラグ
それぞれ詳しいお手入れ方法をみていきましょう。
新しいボトルに交換するとき
新しいボトルに交換するときは内部に汚れが入る可能性があるため、注意しながら掃除をすることが大切です。基本的には、ボトルの差し込み口をきれいな布巾やキッチンタオルなどで拭き取ります。
商品によっては、除菌用のアルコールウェットティッシュで拭くとよりきれいに汚れを落とせます。ボトル差し込み口には窪みがあり、その窪みに汚れが溜まりやすいため、細かい部分まで清掃してくださいね。
清潔な布巾で拭き掃除をした後は、しっかりと乾かしてから新しいボトルを設置してください。水気が残ったまま設置してしまうと、カビや雑菌が繁殖する原因となる場合があります。
冷水・温水コックと水受皿
コックは水が出るところだからこそ、水垢などの汚れが付着しやすい部分です。汚れが気になったらその都度掃除をするようにしましょう。
アルコール消毒スプレーを吹いて拭き取り、細かい部分は綿棒を使うと掃除しやすいためおすすめです。水受け皿が外れるウォーターサーバーの場合は取り外し、中性洗剤を含ませたスポンジと水で洗います。
水受皿は手が触れる頻度が高く、汚れやすい部分なので定期的に水洗いをしてください。冷水・温水コックにチャイルドロック機能がついている場合は、正しく機能しているか一緒に確認するとよいでしょう。
本体外面
外面はほこりが溜まりやすいため、きれいな布巾やタオルを使って汚れをとってください。汚れがひどい場合は、中性洗剤を使って拭くときれいに落ちやすいです。中性洗剤を使う場合は、洗剤が残らないようにしっかりと拭き取りましょう。
外面はいつでも拭き取りやすい部分なので、汚れがたまる前に気になったら都度拭くようにすれば、掃除が楽になります。その際、アルコール除菌スプレーを使って拭くのもおすすめです。ウォーターサーバーの付近に置いておけば、気になったときにいつでも掃除ができます。
背面部分と電気プラグ
背面部分や電気プラグにほこりが溜まると火災の原因になりうるため、きれいにしておく必要があります。普段は見えにくい部分ですが、ほこりが溜まりやすい部分なため定期的にウォーターサーバーの裏を確認しましょう。
背面部分は、掃除機で背面のほこりを吸い取り、細かい部分は濡れた布巾などを使って拭いてきれいにします。その際、必ずコンセントを抜いて掃除を始めてください。コンセントを差したまま掃除をすると、火傷の原因になってしまう可能性があります。
メーカー・業者による内部の定期メンテナンス
ウォーターサーバーの機械内部のメンテナンスを自分でするのは難しいものです。
多くのメーカーでは有償・無償の差はあれ、定期メンテナンスや故障時の補償サービスを行っています。
メーカーや業者による内部メンテナンスについては、主に以下の二つに分かれます。
• スタッフによる点検
• 機械の交換
スタッフによる点検
専門スタッフによる点検では、ウォーターサーバーの状態を見て不具合がないか確認します。万が一不具合や故障などがあれば、サーバーを回収して分解、専門スタッフによる洗浄を行います。
自分では掃除ができない内部まできれいにしてもらえることが専門スタッフによる点検の魅力です。点検の頻度や料金はメーカーごとに異なるため、事前に確認してください。
機械の交換
メーカーによっては、故障の有無に関わらず、定期的にサーバーごと交換してくれるサービスもあります。新品同様の清潔なサーバーと交換されるので、衛生面を気にされる方にはおススメなサービスです。
ウォーターサーバーのメンテナンスは契約時に見落としがちな項目ですが、ウォーターサーバーを清潔に使うなら、メンテナンスの頻度やメンテナンス方法、そして料金などを契約前に確認しておくと良いでしょう。
ウォーターサーバーをメンテナンスで選ぶポイント
メンテナンスを重視してウォーターサーバーを選ぶ際は、以下のポイントに注目して選びましょう。
- メーカーのメンテナンスサービスの質や料金で選ぶ
- 除菌・抗菌機能の性能で選ぶ
- 掃除のしやすさで選ぶ
それぞれの詳しいポイントを解説します。
メーカーのメンテナンスサービスの質や料金で選ぶ
前述したとおり、メンテナンスの方法・頻度・料金はメーカーごとに異なります。毎日使うウォーターサーバーは、しっかり掃除をしていても汚れてしまうものです。可能であれば数年に一度交換してもらえると、衛生的に長く使えるでしょう。
メーカーによっては内部だけでなく、本体やコック、水受け皿など細かい部分までメンテナンス時に清掃してくれる場合もあります。メンテナンスの内容がどのようなものか、いくらかかるのかなど事前に確認してください。
除菌・抗菌機能の性能で選ぶ
ウォーターサーバーには、衛生的に保つための機能が搭載されている場合もあります。具体的には、以下のような機能が挙げられます。
• 除菌機能
• 自動クリーニング機能
• UV殺菌機能
• エアフィルター機能
自動クリーニング機能がついていると、内部を自動的に衛生的に保ち、雑菌が繁殖するのを防げます。内部は自分で分解して洗浄ができないため、自動でクリーニングする機能がついていると便利です。
また、エアフィルター機能とは、ボトル内に入る空気を除菌するもので、雑菌が入ってしまわないようにフィルターを通す仕組みをいいます。コックなどの部分に抗菌加工が施されているものを選べば、より衛生的に使用できます。
掃除のしやすさで選ぶ
見える部分のお手入れは自分で行う必要があるため、掃除がしやすいかどうかはチェックしたいポイントです。
凹凸の少ないデザイン、隙間にゴミが入りにくいなどのポイントに注目して選ぶことで、掃除のしやすいウォーターサーバーを使うことができます。
おすすめのウォーターサーバー
続いて、メンテナンスやお手入れのしやすさなどを重視して選ぶ場合に、おすすめのウォーターサーバーを2種類紹介します。
• クリクラFit
• マルチサーバー クリクラShuwa
クリクラのウォーターサーバーは1年に1回、サーバーを回収してメンテナンスを行っています。定期的に内部まで分解・洗浄をしてもらえるため、衛生面を重視する方におすすめです。
それぞれのウォーターサーバーについて、詳しく解説します。
コックと差し込み口に抗菌加工を施した「クリクラFit」
クリクラFitは、コック(給水口)とボトルの差込口に抗菌加工が施されており、清潔に使用できます。デザイン性にもこだわって作られており、スタイリッシュな見た目が魅力的です。
サーバー本体の幅は245mmとスリムなので、限られたスペースでも置けます。コックのノブは厚みのある板状になっており、子どもがいる家庭でも安心なチャイルドロック機能付き。フラットな見た目なので、掃除もしやすいでしょう。
UV殺菌ユニットを搭載した「マルチサーバー クリクラShuwa」
マルチサーバー クリクラShuwaは、旭化成のグループ会社Crystal IS社の高出力殺菌用UVC LED「Klaran™」を採用しています。冷水取水時に常時UV殺菌を行うので、安全な水をすぐに飲むことが可能です。
冷水・温水だけでなく、炭酸水を作ることもできるため、家で炭酸飲料を飲む機会が多い方にもおすすめです。炭酸ボンベは5本入り(約50L分)で3,850円(税込)。炭酸ボンベ1本で約10Lの炭酸水が作れます。
まとめ
ウォーターサーバーは、日頃からお手入れをして清潔に保つことが大切です。コックやボトル差込口の掃除、細かい部分は綿棒などを使って汚れを落としましょう。内部の掃除は、無理やり分解すると壊れる可能性があるため避け、業者やメーカーに頼んで行います。
メンテナンスやお手入れのしやすさを重視するなら、フラットなデザインやクリーン機能、UV殺菌機能などを搭載しているものがおすすめです。日頃のお手入れとメーカーによるメンテナンスを組み合わせて、ウォーターサーバーを衛生的に使用してください。