一般的なウォーターサーバーは専用のボトルを差し込んで使用しますが、市販のペットボトルを差し込んで使えるウォーターサーバーも存在します。
水の購入費用が気になりウォーターサーバーの導入を諦めていた方も、市販の水を使用できるウォーターサーバーであれば試しやすいのではないでしょうか。
今回は、ペットボトル式のウォーターサーバーについて詳しく紹介します。ランニングコストを理由にウォーターサーバーの導入を躊躇っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ペットボトル式ウォーターサーバーとは?
ペットボトル式ウォーターサーバーとは、市販の水を機械に差し込んで使用するタイプです。主に2リットルのペットボトルを機械にセットして、ウォーターサーバーとして使用します。
一般的なウォーターサーバーの水は10リットル以上の重さがあり、力の弱い方やご高齢の方はボトルを持ち上げたり、機械に差し込んだりする労力がデメリットでもありました。
ペットボトル式のウォーターサーバーであれば2リットルのペットボトルを差し込むだけなので、力に不安のある方でも気軽に利用できます。
また、毎月のボトル購入の本数指定もないため、自分のペースでウォーターサーバーを続けたい方にもペットボトル式ウォーターサーバーが注目されています。
ペットボトル式ウォーターサーバーの
メリット・デメリット
どんな製品にも良し悪しがあります。ペットボトル式のウォーターサーバーも、メリットやデメリットを比較してから導入を検討しましょう。
ペットボトル式ウォーターサーバーのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく紹介します。
メリット
ペットボトル式のウォーターサーバーの大きなメリットは、市販の水が使える点です。自分好みの水を機械にセットして使えるので、さまざまな水を飲み比べる楽しみ方もあります。
ボトル交換も楽なため、重いものを持ち上げる不安がある方にも向いているウォーターサーバーです。ボトル交換が手軽になるので、労力の面ではペットボトル式のウォーターサーバーは導入しやすいのではないでしょうか。
また、ウォーターサーバー専用の水より市販の水の方が安く購入できるため、ランニングコストを節約できる可能性もあります。
一般的なウォーターサーバーの水は「12リットル=1500円前後」が相場のため、2リットルで換算すると250円ほどです。市販の水は2リットルのペットボトルでも120円前後で購入できる商品が多いため、コストが安く済みます。
ウォーターサーバーによってはレンタル料が発生しますが、水代が安く済むため、トータルコストは削減できる可能性があります。
ペットボトル式のウォーターサーバーは、本体が小さめに設計されているため、省スペースでの設置が可能な点もメリットです。
デメリット
ペットボトル式のウォーターサーバーは2リットルの水を使えるのはメリットですが、使用頻度が高い方は何度もボトル交換をしなければなりません。
毎日たくさんの水を使用したい方は、ペットボトルのゴミが頻繁に出るのもデメリットです。
また、ペットボトル式ウォーターサーバーは手軽さを重視し、自動洗浄機能や温度調節機能がついている高性能な商品は少ない傾向にあるため、機能性を重視したい方には向いていません。
さらに、ウォーターサーバーのメンテナンスや掃除は自分で行う必要があります。定期的なセルフメンテナンスが億劫な方は、ペットボトル式のウォーターサーバーはやや手間に感じるかもしれません。
ペットボトル式ウォーターサーバーの選び方
ペットボトル式ウォーターサーバーの選び方を紹介します。導入を検討している方は、以下5つのポイントをチェックし、自分に合ったペットボトル式ウォーターサーバーを利用してください。
① 利用したいペットボトルとの相性
ペットボトル式のウォーターサーバーは、基本的に市販の水であれば銘柄を選ばずに使用できます。
ただし、メーカーや機種によっては口径サイズがペットボトルのサイズが限定される場合もあるので注意しましょう。
ペットボトル式のウォーターサーバーで飲用したい水の銘柄がある方は、あらかじめ本体とペットボトルのサイズや口径サイズが合うかどうか確認しておくと安心です。
② 水温
ペットボトル式ウォーターサーバーはメーカーや機種によって水温が異なるため、導入前にきちんと確認しておきましょう。
ペットボトル式ウォーターサーバーによっては、冷水と温水のどちらか一方のみ水温管理できるタイプもあります。
また、常温でのみ管理ができる本体も販売されているので、デザインや価格だけで判断せずに、きちんと水温もチェックしてから購入またはレンタルすることをおすすめします。
一般的な宅配型のウォーターサーバーの冷水の温度は5〜10度、温水は80〜90度が平均となっているので参考にしてください。
設置したい場所に合ったサイズ感
ペットボトル式ウォーターサーバーは、卓上タイプが一般的です。宅配型でよくある床置きタイプよりも省スペースではありますが、卓上タイプは置台が必要となるため、設置場所に合ったサイズを選ぶことが大切です。
また、サイズでペットボトル式ウォーターサーバーを選ぶ際は、本体サイズだけではなく、ペットボトルを差し込んだ際の高さも含めて設置スペースを考えましょう。
搭載されている機能
ペットボトル式ウォーターサーバーは、一般的な宅配型のウォーターサーバーに比べて搭載されている機能が少ない傾向にあります。機能性を重視したい方は、各メーカーや機種の搭載機能をきちんと確認してから導入しましょう。
自動洗浄機能などメンテナンス機能が搭載されていない機種も多いため、基本的には自分でお手入れを行います。メンテナンスを少しでも楽に済ませたい方は、メンテナンス機能が付いているかどうかチェックしてください。
また、ペットボトル式ウォーターサーバーで冷水や温水を使い分けたい方は、それぞれの冷却機能や加熱機能が搭載されているかきちんと確認しましょう。
デザイン
ペットボトル式ウォーターサーバーはコンパクトサイズのため、床置き型ウォーターサーバーよりも、インテリアの邪魔をしないのがメリットの1つです。
しかしながら、ペットボトル式でも使用頻度が高いアイテムなので、生活導線を考えて設置するケースが多い傾向にあります。
ペットボトル式ウォーターサーバーだけが部屋で浮いて見えてしまわないように、インテリアに合ったデザインの本体を選ぶことをおすすめします。
ペットボトル式ウォーターサーバーはおしゃれな商品がたくさんあるので、デザイン性を重視したい方は予算や搭載機能などほかの条件と比較しながら自分に合った商品を選んでください。
ペットボトル式ウォーターサーバーに関する
よくある質問
ペットボトル式ウォーターサーバーに寄せられる、よくある質問をピックアップしました。気になる点や不安な点がある方は、以下の質問も参考にペットボトル式ウォーターサーバーの導入を検討してみてはいかがですか。
市販のペットボトルなら何でも使える?
ペットボトル式ウォーターサーバーは、市販の安い水を使用して構いません。自分の好きな銘柄の水を本体に差し込んで使用できるので、好みや気分に合わせて水を選べます。
多くのペットボトル式ウォーターサーバーは2リットルのペットボトルに対応していますが、1.5リットルにも対応している場合もあります。
また、口径の形状やキャップネジの寸法の規格が合わないと使用できないケースもあるので留意が必要です。心配な方は、事前に対応できるペットボトルのサイズや口径サイズを確認しておきましょう。
衛生面の心配はない?
自動洗浄機能などメンテナンス機能が搭載されていないことで衛生面が気になる方は、こまめに掃除を行うなどして清潔な状態を保ちましょう。
お手入れ方法はメーカーや機種によって異なります。掃除方法が気になる方は、ペットボトル式ウォーターサーバーを導入する前に、お手入れ方法を確認しておくとよいです。
どうしても衛生面が気になる方は、内部の洗浄機能が付いた宅配型のウォーターサーバーを検討してはいかがですか。
メーカーによっては、プロが定期的にメンテナンスを行ってくれるので、衛生面が気になる方にはおすすめです。
ペットボトル式ウォーターサーバーで
好きな銘柄の水を手軽に飲もう
ペットボトル式ウォーターサーバーは市販の水を差し込んで使用するため、自分が好きな銘柄の水を気軽に味わえるのが魅力です。
宅配型のウォーターサーバーに比べるとランニングコストを抑えられるため、予算が少ない方でも気軽に試せます。
ペットボトル式ウォーターサーバーは、それぞれ搭載されている機能やサイズ、デザインが異なるので、選び方を参考に自分の利用目的に合ったタイプを試してみましょう。